ハイボルト療法

痛みやしびれなどの症状があるのに、検査では原因が分からない場合も多くあります。
ハイボルト療法は、こうした原因不明の痛みやしびれ症状にもアプローチできます。
症状を早く改善したい方、長年の痛みや動かしにくさを改善したい方におすすめしたい施術です。

ハイボルト療法とは、高圧電流や微弱電流を使って自然治癒力を高め、症状の根本からの改善を目指す施術です。

羽田野式ハイボルト療法では、最大250ボルトまでの高電圧を身体に流します。
身体の深部にある筋肉や靭帯などの組織にまで電気刺激が到達することで、症状の根本の原因にアプローチできます。

また高電圧だけではなく、微弱電流と組み合わせることで患部の回復を早めます。
私たちの身体には、もともと生体電流と呼ばれる微弱な電気が流れており、生体電流に似た微弱電流を流すことで、損傷した組織を修復しようと細胞が活性化されます。

ハイボルト療法は高圧電流を利用するため、他の電気療法と比較して刺激は強めになっています。
しかし、その分深部の組織まで刺激が到達でき、しかも短時間で効果を実感できることが大きなメリットになります。
※電気刺激が苦手な方は強さを調整しますので、ご安心ください。また、微弱電流に関しては刺激は弱く、何も感じないことが多くなっています。

電気だからこそ手技では届かない部分にまでアプローチができますし、画像検査では発見できない痛みの原因がみつかる場合もあります。

超音波療法は、超音波（細かい振動）をあてることで生じる熱を利用しています。
身体の深部まで立体的に温めることができ、血行を促進しながら緊張した筋肉をほぐしていきます。
慢性的な痛みやこり、関節の動かしにくさなどの症状に超音波療法は非常に効果的です。

※超音波には電気的な刺激はありません。
当てた箇所がじんわりと温かくなるような感覚があります。

ハイボルト療法は、高圧電流によって深部筋肉や神経根に刺激を与えることで、通常では届かない深い組織にまでアプローチし、高い鎮痛作用と即効性が期待できる施術です。
捻挫・肉離れなど炎症が強いものでも、短期間で炎症や痛みを抑え治癒力の促進を目指せます。

また当院では、ハイボルト療法を検査としても使っています。
例えば、同じ腰痛でも原因が背中の筋肉にあるものや骨盤の関節にあるもの、また足の筋肉にあるものもあります。
上記のような場合は、腰だけの施術では痛みを取り切ることはできません。

まずは患者様の動作を分析し、原因部位を絞り込んだうえでハイボルトを行います。
そして、施術によって痛みに変化が出たところを原因として特定します。

レントゲンは骨をみれても、筋肉をみることはできません。
レントゲンの検査では正常だったのに痛みがある方、痛いところを施術してもなかなか改善しない方はハイボルト療法をおすすめします。