交通事故施術

むちうちとは、追突による衝撃で首の筋肉や靭帯、神経などが損傷してしまう状態です。
突然の激しい衝撃によって頭が揺さぶられ、首に大きな負荷がかかることで損傷が起こります。

事故状況によっては、まるで鞭がしなるように首が動くことから「むちうち」と呼ばれています。
むちうちは「頚椎捻挫」とも呼ばれ、首が捻挫した状態ともいえます。

むちうちは筋肉や神経など外見では分からない部分が損傷する点や、事故直後には痛みを感じにくい点などが重なり、発見が遅れやすくなっています。
しかも、レントゲンなどの画像検査をしても、異常が発見されない場合もあります。

事故後に次のような症状が現れた場合には、むちうちを疑いましょう。

・首を動かすと痛む
・手足がしびれる
・倦怠感や吐き気がする
・首から肩にかけて重く感じる
・不眠や食欲不振などの症状がある

むちうちは首だけに症状が現れるわけではありません。
首には多くの神経が走行しているため、全身症状が現れる可能性もあります。

また、神経の圧迫によって自律神経に乱れが起きると、不眠やイライラ、倦怠感など精神的な症状が起こる原因にもなります。

交通事故外傷の施術を整骨院で受ける際には、自賠責保険が適用されます。
自賠責保険とはどういった保険であり、どのように使えばいいのか予め知っておきましょう。

自賠責保険の正式名称は「自動車損害賠償責任保険」です。
自動車を所有している方が加入している保険であり、法律により加入が義務付けられています。

自賠責保険があるからこそ、交通事故の被害者は必要な補償を受けられます。
自賠責保険は交通事故被害者を救済するための保険といえます。
自賠責保険により、事故の被害者は医療費や通院費用などの負担が軽減されます。

自賠責保険を使って施術を受ける場合、支払い方法は2種類に分かれます。
窓口支払いがある場合とない場合があるため、それぞれの状況に応じて対応してください。

●窓口支払いがない場合

整骨院に来院する前に保険会社との手続きを終えている場合、窓口支払いはありません。
保険会社より整骨院へ直接支払いが行われます。

●窓口支払いがある場合

保険会社との連絡や手続きがまだ行えていない場合、手続きが終了するまでは患者様に施術費用を立て替えていただくことになります。
そのため、窓口での支払いが生じます。
保険会社と手続きが終了すれば、立て替えていた施術費用は返金されます。

交通事故後は、打撲やむちうちをはじめとした、さまざまな症状が現れます。
また、事故から時間が経って症状が現れることもあります。

それらの症状を放置していると後遺症となるケースもあるため、早期に施術を始めることが大切です。

当院ではカウンセリングや特殊な検査により、しっかりと原因を探し出します。
そして、お一人おひとりに合わせてハイボルト療法・鍼灸・手技を組み合わせて早期回復へと導きます。

事故後は打撲による炎症が起こっていたり、むちうちによって神経が伸ばされていたりすることもあります。
直接患部に強い刺激をいれると逆に悪化させてしまうこともあるため、なるべく周囲からソフトな刺激で施術をしていきます。

また、交通事故ではいくつかの手続きや必要な書類もあります。
そちらも丁寧にサポートさせていただくのでご相談ください。